1980-04-02 第91回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第4号
○政府委員(松本作衞君) 食管の赤字はただいま先生から御指摘がございましたように、単なる赤字ではなくて、やはり農民の所得を確保し、者に対して安定した価格で食糧を供給するというために必要な経費であるというふうに考えておりますが、ただ財政との関連というものを考えませんと、この食管会計自体の健全化を保つことができませんので、そのためにただいま御指摘がございましたような改善策を講じまして、財政負担の割合というものは
○政府委員(松本作衞君) 食管の赤字はただいま先生から御指摘がございましたように、単なる赤字ではなくて、やはり農民の所得を確保し、者に対して安定した価格で食糧を供給するというために必要な経費であるというふうに考えておりますが、ただ財政との関連というものを考えませんと、この食管会計自体の健全化を保つことができませんので、そのためにただいま御指摘がございましたような改善策を講じまして、財政負担の割合というものは
それでいまの日本の食糧事情から言うならば、食糧庁長官の言われる食糧行政の面から考えたら、これを飼料に売り渡す、飼料処分にでもしたいというようなそれだけの価格よりももっと低く、少なくとも三分の一程度にしても食管会計自体としてはいい、こういうように思うのですが、食糧庁長官どうですか。
一般会計の歳出の中から食管会計への繰り入れ三百七十億円の増額を行なうことは、言うまでもなく、食管会計自体の中にそれだけの赤字を生む事情が生じたものであり、一般会計への繰り入れを増額するならば、これを受け入れる食管特別会計側の歳入歳出の補正が不可欠であることは理の当然であり、食管会計の予備費、弾力条項の運営によって処理できるからという理由により食管会計の補正をしないことは、明らかに誤りであり、はなはだしく
何らか改善の財政措置を講ずるのでなければ、食管会計自体が破壊されてしまうのではないでしょうか。私は生産者の立場、消費者の立場、また国の財政、こういうようなあらゆる面から総合検討いたしまして、食管財政の改善、改革が焦眉の急であると考えております。
百四十億になるか百五十億になるか、これはいま言ったように輸入食糧との関係もあると思いますが、そういうふうな点で次第にふえていく輸送費についても、一そうこういう問題について食糧庁として検討していくことは当然だと思うんですが、食管会計自体から見て、これからさらに赤字がふえ、あるいは政府のほうのこれに対する支出もふえ、また明年には明年として、また毎年、毎年米価の上昇というものが見込まれる、こういうふうなことになってくると
そこで、本年度の生産者米価引き上げの分をこのままにしておくと、食管会計自体を否定するような事態になっては元も子もなくするという遠大な配慮もあったということもひとつ御理解いただきたい。こういう考え方をお静かにお考えいただければ、政府がいかにして消費者米価を引き上げたかという考え方も御理解いただけると思います。
なお、それを制度といたしまして確立をいたしましたのは、昭和三十二年度におきまして調整資金を設置いたしまして、そのときに、これは特別に個別立法でその調整資金に百五十億を繰り入れ、それから翌年度の三十三年度からは調整資金への繰り入れも、それからそのほか三十二年度以前に溶きましては、御存じのように食管会計自体が勘定が分かれておりませんので、米麦の売買及びその他の農産物の赤字を一括して、赤字の場合におきましては
においては赤字を出さないで、翌年度に赤字を回して、そうして翌年度の赤字を一般会計で補てんをするという方式をとっておったのでございますが、二十九年かと思いますが、それ以来は御承知のような修正売却主義と申しますか、修正評価主義と申しますか、買い入れ価格を会計年度末におきまして修正して赤字を出すというやり方に変わっただけに、やはり本来の姿であります自己資金と申しますか、一般会計運営資金を持つことによって食管会計自体
最近高くなってきておるので、外米の買付は相当手控えをいたしておりますが、これらから生ずる赤字、しかもこれはあなたが独立採算制をとるとかコスト主義をとるとか申しましても、食管会計自体というものは資本は持っていない。全部借入金でやっておる。従って事務費からあるいは人件費からすべて金利のかかった金で事務運営をし、管理運営をしておるというのが実情なんです。
ただ吉田委員御指摘のような、食管会計自体がこの際非常に内部の合理化をしなければならぬということは、われわれとしても痛感いたしておりまするので、この日通の問題は十分考慮、検討を加えるつもりでおります。
○池田国務大臣 食管会計自体で申しますると、赤字を食糧証券でまかなっておるということからいえば、厳格にいえば赤字であります。しかし実際面から申しまして、特別会計全体を見直しますと、産業投資特別会計におきましては、別に百五十億円をとっております。しかし、この金が食管へ直ちに行く橋はないのでありますが、見方といたしましては、全体としては均衡しておる、こう言えると思うのであります。
○井出国務大臣 冒頭にも申し上げましたように、単に食管会計の赤字を埋めるということだけではなくて、食管会計自体が批判をされておる折柄でございますから、内外の諸情勢ともにらみ合せまして——食管は、ある時期には外国食糧が非常に高かった、それがために価格差補給金というふうな形のものを大きく打ち込んだ時期もございます。最近はむしろ逆な現象に相なっておる。
そういう意味においても納得がいきませんし、また食管会計自体の数字の操作につきましても、別にまたこれを実施することによって赤字が増加していく場面もあるのでありますが、そういう点を取捨選択して利害得失を考えてみますと、今あなたが言われるようなそう簡単な結論は出ない、こういうふうにも思えるのであります。
○足鹿委員 そうすると食管会計自体の組みかえを必要とする場合を予想しておられますか。
それからそういう輸入飼料を扱うのは、もちろん食管会計自体でおやりになるんでしょうが、どういう所が扱っていて、どれくらいの部分をそれらの会社なり商社なりが扱うのか、その辺の事情を少し詳しく御説明を願いたいと思います。これは特に二十九年度の実績としてどういうことだったのか。さらに三十年度の計画としてどういう操作をされ、どういう値段で処置されて、こういうことになるのか。
○小平(忠)分科員 そういたしますと、政務次官にお伺いいたしますが、食管特別会計は九千七百三十九円で計算されておるということですが、大体買い入れ価格が本年度の米価一万円を相当上回るとすると、問題は食管会計自体の財源の問題だと思うんです。
食管会計を食管会計自体でまかないまして、一般会計からある程度のものを補てんせぬという考え方が間違っておる、これは私はここで明確にしておきます。明年度からは少くとも一般会計から相当のものをこれに補てんいたしまして、そうして全体国民の食糧問題として考えていくようにしていかなければいかぬ。現在のような行き方でいっては——これは従来の惰性から参っておると私は思うのであります。
政府は食糧の国内自給だとか、あるいは増産たとかいうことをいつも一枚看板に言われておりますが、この食管会計自体の面から見ただけでも、政府ははたして国内自給の基本方針を持つておられるのかどうか。また食糧行政を一身にになつておられまずあなたとして、こういうことではたして食糧行政の責任が負えるかどうか、私どもは疑問にたえない。
それから4番の供出完遂奨励金支払財源繰入に必要な経費五十六億四千万円、これは先ほど触れました通り、供出完遂奨励金八百円の財源といたしまして、御存じの通り半分は食管会計自体の中から生み出し、半分は一般会計から繰入れる、こういう原則に基きまして要求いたしたわけでございます。